Hello, World.
私の趣味は編み物です。始めたのは、確か去年の2月か3月頃です。まだ1年半も経ってません。
趣味とは言っても、常に何かを編んでいるというわけではなく、「これが編みたいッ!」というモノを見つけた時だけ編んでいます。なので、作ったものは少ないです。
なぜ編み物を始めたのかは…覚えていません!! なんでだろう…?
一番有力な説(?)としては、飽き性の母親が何かを編み始めては挫折するというのを繰り返していて、毛糸と編み棒はすでにあったから、というものです。
あとは、ネットで編み物関係の動画を見たとか…?(知らんがな)
最初は、編み棒と毛糸の持ち方が身体に全く馴染まなくて、表編みと裏編みに四苦八苦しました。今までやったことがない動作に、手と編み棒と毛糸がチグハグな感じ。
ゲージを取るためのスワッチ(15cm四方)を編むのも一苦労でした。編んでは解くを繰り返し、「果たして私は編み物ができるようになるのだろうか…?!」と気が遠くなりました。
ただ、人間の脳と身体ってすごいですね!
辛抱強く続けていたら、1週間くらいで慣れました。脳の可塑性様様です。
第1作目は、家に余っていた毛糸で、表編みと裏編みだけで模様を作るマフラーを編みました。これが編み終わったのが、去年の4月下旬。

そして、次に編んだのが、アラン模様のミトンです。下の本に載っていたものです。スマホに撮っていた写真を見返すと、編み始めたのはどうやら5月中旬らしい。ちょうど1年前ですね。

ところが、右手を編み終わって、「さぁ、左手を編むか!」と思ったところで、ハタと止まってしまいました。
なぜなら、編み図は右手しか載ってなかったから!
慣れている人なら、右手の編み図を見ながら左手も編めるのかもしれませんが、こちとら編み物を始めて数ヶ月の初心者です。そんな高度な芸当ができるわけありません。
そこで、私は元の編み図を「鏡像」でコピーをすればいいのでは? と思いつきました。左右を反転させるコピーですね。
というか、それしかない!!
ただ、散々調べたのですが、どうやらこの「鏡像」コピー、できる機種が限られている模様。
コンビニのコピー機は無理そう。ちなみに、私の会社のコピー機も全て調べてみたのですが、鏡像コピーができるものはありませんでした。
まぁ、そうですよね。
普通の会社で「鏡像」のコピーなんて取らないですもんね。私も、今までの人生で「この資料、鏡像コピーしといて!」なんて、誰からも言われたことないし。
ここで、やっとタイトルの「キンコーズ」が出てきます(前置きが長すぎる)。
「普通の会社にはなくても、専門業者が持っているコピー機ならできるのでは?」というわけです。
さっそく、「できるかな〜? どうかな〜?」と半信半疑ながらも、最寄りのキンコーズへ行ってみました。
ドアから入ってすぐのスペースに、コピー機が6台くらいずらりと並んでいました。どうやら、それぞれ機種が違うようです。
「えぇ、どれでコピーすれば…??」とうろうろしていると、「お伺いしましょうか?」とお姉さんが声をかけてくれました。よっぽど不審者だったのでしょう。
「あの、これを鏡像コピーをしたいんですけど…」と本を取り出して、ミトンのページを見せます。
「鏡像? でいいんですか?」
「これは右手用なので、反転させたいんです」
「なるほど〜、大きさはどうされます? A4サイズでいいですか?」
できるんだ!! と私は心の中でガッツポーズをしました。
調子に乗った私は、「あ、えぇ〜と、必要なのは編み図の部分だけなので、そこだけをA4に拡大してコピーってできますか?」と、めんどくさい注文をします。思いついてしまったものはしょうがない。
お姉さんは「できますよ〜」と軽い返事。
なんとも頼もしい!!
お姉さんは制服のポケットからメジャーを取り出すと、編み図のサイズ(縦横の長さ)を測り始めました。原稿のサイズを測るという発想がなかったので、この時点で目から鱗です。
そして、コピー機で読み取り範囲や拡大率などの複雑な設定を手際良くこなしていきます。コピー機ってこんなことができるんだ…とプロの技に感動しました。
「すごい…会社でそんな設定したことないです…」と言うと、「ふふ、そうですよね〜」とこれまた軽く返されました。お姉さんにとっては大したことじゃないんでしょうね…。
諸々の設定が終わると、お姉さんはガラス面に慎重に位置を合わせながら本を置きました。
「すみません、開始のボタン押してもらえますか?」と両手が塞がっているお姉さんに言われ、「あ、ハイ!」と慌ててボタンを押します。
そして出てきたのは…まさに私が求めていたモノではありませんか!!
左右反転・拡大、すべてが完璧です!!
しかも一発で!!!
「すごい!! 完璧です!!」と感動を伝えましたが、どうやらお姉さんは納得していない様子。
「う〜ん、ちょっと端が歪んでますね…」
「えっ?」と驚いて、よくよく目を凝らしてみると、確かに端がわずかに歪んでいました。本の綴じ目の近くです。
ただし、言われなければ「歪み」だと思わないレベルの歪みです。自分でコピーしたなら、歪んでいるとさえ思わないでしょう。
「まさかこれのこと言ってるんですか?! 全然大丈夫ですよ!!」と伝えると、お姉さんは、「そうですか…? じゃあ、これで…」とちょっと釈然としない表情を浮かべていました。
ちなみに、実物(の一部)はこんな感じです。ちゃんと鏡像になってますね。文字だけ見ると変な感じですが。

その後、カウンターでお会計をしたのですが、確か8円か9円でした。10円しなかったです(※私は去年の夏頃の話をしています)。
えっ、安っ!! こんなに色々としてもらったのに?! と申し訳ない気持ちになりました。しかも、キャンペーン中で、缶バッジまでもらいました。
というわけで、キンコーズのお姉さんのおかげで、無事に左手も編むことができました。
ありがとう、キンコーズのお姉さん!
…ということを伝えたくて、かなり今さらなのですが、この日記を書きました。
じゃあ、また。