Hello, World.
突然ですが、私はチュロスが好きです。
チュロスに関する一番古い記憶は、ミスドのハニーチュロ。小学生くらいだと思うんですけど。独特のグニグニ&硬い食感と、コーティングされた砂糖衣の甘さがお気に入りでした。今でもたまに食べます。
自分で作ったこともあります。お財布を気にせずチュロスを思う存分食べたくて。映画館とかディズニーとかにもチュロスはありますが、なんか高くないですか? ただ小麦粉(+α)を混ぜて揚げただけなのに!!(失礼すぎる)
材料は簡単に揃うものばかりなのですが、口金選びが難しかったです。本場のチュロスって星型じゃないし。最初に買った口金は、作ってみるとちょっと思ったのと違ったので、買い直してもう一回作りました。
たぶん美味しかった…と思います。
というのも、チュロスって素朴なお菓子なので、あまり味の印象が残ってないんですよね。一回で大量にできるので、最後の方は飽きていたことだけは覚えているんですが。満足したので、それ以来作っていません。
今回、市内にチュロスの専門店を見つけたのは偶然でした。ドーナツが食べたくて、Googleマップで探してたんですよ。そしたら、そのお店がたまたまヒットしたんです。
スペインから直輸入したチュロスマシーンを使って、オリーブオイル100%で揚げているそうです。しかも、日本ではあまりないチョコのソースが付く! 本場志向のお店じゃないですか。期待に胸が膨らみます。
モーニングとランチがあって、チュロスはテイクアウトできるとのこと。ただ、個人経営の知らない店に行くのは私にとってハードルが高く、「行ってみたいな〜」と思いながら、なんとなく先延ばしにしていました。
しかし、先日、お店の近くに別の用事があったので、思い切って行って来ました。
お店が入っている建物は、正直ものすごく年季が入っています。壁の黒ずみがやばい。近々取り壊される予定だとサイトに書いてあったけど、それも納得の古さです。
休日の1時ごろに行ったのですが、お客さんは一人もいませんでした。
なかなか厳しいなぁと、ド素人のくせに経営状況を心配してしまいました。オフィス街にあるので、平日の方が活気があるのかもしれません。
テイクアウトでチュロスを注文します。5本で500円。シュガー、シナモンシュガー、チョコディップが選べます。もちろん、チョコディップを頼みました。
チュロスは揚げたてではなく、マックのフライドポテトみたいな、ライトで温めるタイプの保温器の中に入っていました。レジ横にあって、店員さんがトングで持ち帰り用の袋に詰めてくれました。
店主の方はとても気さくで優しい方でした。店員さんがチュロスを詰めている間、ご自身はチョコソースの用意をしながらも、「どこから来たの〜?」と話しかけてくれました。
家に帰って食べてみた感想です。
まず、冷めていたので、噛んだら油がじわっと染み出してきました。そして、多くの日本人が想像する棒状のチュロスよりだいぶ細いので、生地を食べている感じがしません。それが、よりいっそう油を強調します。
食感はとってもカリカリです。冷めてるのに驚きのカリカリ具合です。もともと、生地の水分が少ないんでしょうね。チュロス自体には味があまりないので、チョコソースをつけて食べるとちょうどいい甘さでした。
私が「なんか油を食べてるみたいで胸焼けしそうだ…」なんて思っていると、一緒に食べていた母親がひと言。
「天かすみたい」
う〜ん、言い得て妙だなと感心してしまいました。
小麦粉×(油っぽさ+味のなさ+カリカリ食感)=天かすというわけです。
日本人はチュロスに対して「そこそこ太くて、外側に砂糖がまぶしてあって、食べ応えがある」みたいなイメージがあるんじゃないでしょうか(私だけ?)。
このお店のように「とても細くて、甘さ控えめで、生地感が弱い」だと、ちょっと一般ウケはしないかな…という印象でした。
そして今回、冷めたチュロスを食べて初めて発見したことなのですが、本場タイプのチュロスって「揚げたてかどうか」がすごく重要なんだなと思いました。つまり、作り置きとか、テイクアウトと相性が悪い。
チュロスを主役にした店舗作りの難しさも感じました。モーニングやランチとしてのメニュー展開に限界があると言うか。お店では、それをピンチョスのバリエーションでカバーしている感じでした。
稼ぎ頭であろうランチの単価が低いので、売り上げを伸ばすためにはある程度の回転数が必要です。平日や他の時間帯はわかりませんが、休日の客足を見ると、それもとても難しそうでした。
しかも、このお店はモーニングとランチのみで、夜は営業していません。夜の方が需要がある&単価も上がるんじゃないかと思うのですが…。なんだかもったいないなぁという印象です。
あとはなんと言っても揚げたて命!! 待てない人には作り置きを出してもいいと思いますが、数時間も前のものを出さないように、きちんと管理した方がいいでしょう。
そこで思ったのですが、固定店舗よりキッチンカーなどイベント型の運営の方が向いているんじゃないでしょうか。これならメニューで悩むこともなく、回転数も良さそうです。
ただ、このお店の売りは「スペイン製チュロスマシーン」です。おそらく、本格的な大型のものでしょうから、移動販売とは相性が悪い。悩ましいところです。
最後に、これは些細なことなのですが、店員さんからチュロスが入った袋をそのまま渡されました。
表面はチュロスが見えるように透明になっていて、裏は紙でできています。湿気が篭らないように、端が小さく折られているだけなので、上からほぼ中が見えている状態でした。
私が持ちにくそうにしていたら、奥にいた店主の方が「そのままで大丈夫? 袋いる?」と聞いてくれました。そしたら、店員さんが持ち帰り用の手提げ袋に入れてくれました。
その選択肢があるなら、最初からいるかどうか聞いてくれたらよかったのでは…? と思ってしまいました。レジを担当する店員さんの手順の問題ですね。
「チュロス食べたいな〜」と思ってお店に行っただけなんですけど、色々と考えさせられました。
お店の人にしてみれば、「余計なお世話だ!!」って感じでしょうけど!(笑)
じゃあ、また。