Hello, World. 私は元気です。
先日、プラネタリウムに行ってきました。
行こうと決めたはいいものの、「一人でプラネタリウムなんて行ってもいいのか? 周囲はカップル(妄想ではなぜか高校生)ばっかりなのでは??」と気が引けて、実はちょっと緊張していました。
それでも、「じゃあ、やめておこう」とはならないのが、我ながら不思議ではあるのですが。
当日、ドキドキしながら建物の1階のチケットカウンターへ行くと、受付のスタッフの方がめちゃくちゃ笑顔で出迎えてくれました。チケット購入から、プラネタリウム会場への館内案内まで、とても丁寧に対応してくださって、不安が吹き飛びました。
ちなみに、今回のプログラムのテーマは「すばる望遠」です。
プラネタリウムの会場へ行くためにエレベーターに乗ったのですが、中にいた職員さんがこれまためっちゃ感じのいい人で、きっとこの職場は雰囲気いいだろうなぁ…と勝手に妄想をしていました。
入場を待つ列には、子ども連れの家族がたくさんいて、おひとり様らしき人も思ったよりいました。ひとりプラネタリウムは、どうやらそこまで特殊な趣味ではなかったようです。よかったよかった。
列に加わってぼんやりと開場を待っている間、ふと壁を見ると、なんと座席別のおすすめ度が掲示されているではありませんか! 座席が全て前向きなので、前の座席は後方が見れないのと、中央にあるプラネタリウムの機材の近くの席は見にくいのことです。損することが何より嫌いな私は、必死に見やすい座席を頭に叩き込みます。
会場に入り、無事に見やすいであろう席に座って、わくわくしながら待っていると、インカムをつけたお兄さんが後ろから颯爽と現れました。鑑賞時の注意事項などを、会場内を歩き回りながら説明してくれました。喋りながら歩くって地味に大変そうだな…って思いました。私が運動不足なだけなんですけど。
ホームページには、「途中の入退出はできません」と書いてあったので、「トイレに行きたくなったらどうしよう…?」とか思っていたのですが、どうやら途中退出は可能なようです。ただし、再入場不可とのこと。緊急時には出られるとわかって、ひと安心です。これでいい年をした大人が漏らすことはないでしょう。
そして、いよいよ周囲が暗くなり、プラネタリウムが始まりました。
初めは、今日の星空解説です。いつのまにか姿が消えていますが、お兄さんの声です。ここで、私はこのお兄さんがプログラム中、ずっと説明をしてくれるのだと理解して衝撃を受けました。いわゆる学芸員さんの生解説のプログラムというやつです。ちなみに、所要時間は50分。ありがとう、お兄さん。
しかし、このお兄さんはどうやら喉の調子が悪かったらしく、途中でマイクをオフにして何度も咳払いをしていました。大変だ…どうぞお大事に…
すばる望遠鏡については、ハワイにあることは知っていましたが、富士山より高い場所にあるとは知りませんでした。主鏡の歪みを補正する仕組みにも驚きました。たけのこみたいだった。あと、解像度は8億万画素ですって。いくら拡大してもギザギザにならない。すごい。
私が一番感動したのは、ハワイから徐々に視点が遠ざかっていき、太陽系を離れ、天の川銀河を飛び出し、無数の銀河の間を通り抜け、宇宙の外側(!)に出た時でした。もちろん、そのように作られた映像を見たということですが、実際に体験したかのような臨場感でした。
いや〜、果てしない。
映像では一瞬の出来事でしたけど、そこは人類が絶対にたどり着くことができない、決して見ることがない場所です。
そんな場所から宇宙を眺めるというのは、とても特殊で不思議な体験でした。現在判明している宇宙の形にも感動。へ〜そうなってるんだ…って感じ。
あっという間に50分のプログラムが終わり、お兄さんの喉を心配&生解説に感謝しながら、帰路につきました。ちなみに、私は片頭痛になる直前、ギリセーフって感じでした。これ以上長かったら危なかった。
定期的にプログラムは変わるようなので、次も行ってみたいと思いました。今度は誰か誘ってみようかな。
じゃあ、また。