Hello, World. 私は元気です。

私は本を読むのが好きなのですが、ほとんど公共図書館で借りています。

地域にもよると思いますが、私が住んでいる場所の図書館は、品揃え(?)が充実しているし、ネット予約も便利だし、購入リクエストも簡単にできるし(しかも割と買ってもらえる)、施設も街中にあるので、便利で使いやすいです。

なので、めちゃくちゃ頻繁に通っています。

そして、借りて読んでみて、気に入った本だけを購入して、手元に置いています。

それでも、気持ちが離れたら売ってしまうので、本棚にあるのは常時30冊くらいです…と、適当に書きながら「ほんとか?」と気になったので実際に数えてみました。約40冊でした。うん、誤差の範囲。小さい本棚なんだけど、結構入るんだな。

マインドフルネスや瞑想に興味を持ってから、関連する本を何冊か図書館から借りて読みました。

現代のマインドフルネスの創始者であるジョン・カバットジンの「マインドフルネスに基づくストレス低減法(MBSR)」とか、ビジネス界での火付け役となった「サーチ・インサイド・ユアセルフ」とか、その他諸々。

何冊か購入し、もう読まないなと思ったものを手放し、瞑想・マインドフルネス関係で手元に残っているのは3冊。そのうちの1冊が、「頭を『からっぽ』にするレッスン(著:アンディ・プディコム、訳:満園真木)」です。

私はこの本が大好きで、何度も読んでいます。

翻訳で「ここは、ほんとうはどう書かれていたんだろう?」と気になった箇所があったので、原書まで買いました(アマゾンで簡単に買えます)。

私がこの本で最も気に入っているところは、ちゃんとした場所でちゃんと瞑想の修行した人が書いているということが、本の端々から伝わってくるところです。うまく言えないんだけど、一定のところまで到達した人に特有の、落ち着きと優しさを感じるというか。

随所に出てくる導師の例え話やイメージも非常にわかりやすく、なおかつブッダの時代から受け継がれてきた瞑想の真髄がにじんでいるように思います。容易に思い浮かべたり理解できることなのに、ハッとさせられて、心に響くんですよね。

著者は「10分間瞑想」にこだわっていますが、これは俗人(私たち)になんとかして瞑想のメリットを享受してほしいという切実な願いからでしょう。だって、できるなら長時間やったほうがいいに決まってるから!笑。そこにも著者の優しさを感じます。

翻訳された文章も、優しい語り口調で読みやすいです。翻訳本にありがちな不自然な表現もなく、読んでいて「ん?」とひっかかるところがほとんどありません。唯一あるとしたら、冒頭の僧院を脱出するシーンです。

私が原書を買おうと思ったきっかけになったシーンなのですが、私は「著者はスリッパを履いているが、足音を立てないように、ズボンの裾を巻き込むようにして踏みながら歩いた」と解釈しています。意味伝わります?!笑

そして、本文中の書体の使い分けも美しい。めっちゃ好み。表紙も、ざらっとしているのにつるっとした紙(どんな表現?)が使われていて、手触りがいいです。表紙も落ち着いていてうるさくない。

つまり!! 著者の経歴・思想、翻訳の文章、本の書体・装丁と全部がとてもいいんです!!

なんか全然よさが伝わってない気がするけど(だめじゃん)、ぜひ実際に手に取って読んでみて欲しいッ…!!

私はゴエンカ氏のヴィパッサナー瞑想を実践しているのですが、「ゴエンカ氏のヴィパッサナー瞑想入門(著:ウィリアム・ハート)」(こちらも手元に残っている本)より、よく読んでいます。

今回は、マインドフルネス・瞑想関係で私のお気に入りの本を紹介しました。

じゃあ、また。