Hello, World. 私は元気です。書きたいことは色々とあるんですが、会社員なぞというつまらないことをしているせいで、日記を書く暇がありません。

え? 昨日の夜はだらだら動画を見ていたじゃないかって? まぁ、たまにはそんな時間も必要ですよ。いつもハツラツとしている人なんて、気持ち悪いじゃないですか!(そうか?)

金曜に福岡で仕事があったんですけど、翌日(土曜)は休みだったんですよね。金曜の宿泊費は会社が出してくれるそうなので、一緒に行く同僚と「せっかくだから、土曜日はどこかに遊びに行こう!」となりました。ありがとう会社。つまらないとか言ってごめん。

福岡市内もしくは日帰りで行けるところを探したんですけど、ピンと来る場所がなかなか見つからず。

二人して悩んでいると、ふと「そういえば、門司港ってまだ行ったことないな…」「確かに!」となって、行き先は門司港に決まりました。

以下、門司港の説明(Wikipediaより引用)

1889年(明治22年)11月に門司港が国の特別輸出港(米・麦・麦粉・石炭・硫黄に限定した輸出港)に指定されて以降、金融機関や商社・海運会社の支店が相次いで進出し、外国航路の拠点および貿易港として発展した。また、関門海峡を横断するトンネルや橋はまだなく関門連絡船の発着地であったため、九州の玄関口としての役割を果たしていた。しかし、1942年(昭和17年)7月に関門鉄道トンネルが開通し、門司港駅を経由せずに本州との行き来が可能になったことや、戦後中国などの大陸貿易が途絶えたことなどにより、急速にその地位を失っていった。

1988年に門司港駅舎が国の重要文化財に指定されたことを契機に、地区内に残る歴史的建造物を生かした観光地としての整備が行われ、門司港レトロとして1995年(平成7年)3月にグランドオープンし、現在は年間200万人以上の観光客を集めている。

へぇ〜、そうだったんだ。今知った…(え?)

いや、門司港レトロっていうワードだけは知ってて、なんかいい感じの建物がある観光地なんだろうな〜ってくらいの気持ちで行ってました。そういった歴史を持った街なんですね。勉強になる(今さら)。

博多駅から新幹線で小倉駅まで行き、そこから門司港駅行きの普通電車に乗り換えたんですが、車内には思ったより観光客が多くて驚きました(失礼)。勝手にマイナーな土地だと思っていたので…席に座れなくて立っている人も結構いました。

小倉駅から15分ほどで終点の門司港駅に到着。8割以上が観光客で、途中の駅で乗り降りする人は少なかったです。

電車を降りた瞬間、レトロな木造の駅舎に「わ〜!」ってテンションが上がりました。そしてすごい人。構内が狭いからそう見えるということもあるんですけども。

外からみた門司港駅です。現役の駅舎で国の重要文化財に指定されているのは、現在、門司港駅と東京駅の2つだけだそうです。日本の駅とは思えないヨーロピアンな重厚さ。すごい。

そして、今写真を見返して思った。すでに11時半過ぎてるやん! もうちょっと早くに着くべきだったな…

こちらは駅のすぐ近くにある旧大阪商船。門司港駅の写真もそうなんですけど、すごい逆光で全然上手く撮れない。悔しい。外から見ただけだったのですが、異国情緒があってとても素敵でした。

ぶらぶらと海沿いを歩いていると、海峡プラザという商業施設に通りかかりました。SNS用に、金色の額縁が置いてありました。向こうに見えている建物は、旧門司税関です。

近くで見た旧門司税関。紅葉もいい感じ。中には入らなかったけど、門司税関広報展示室とフルーツ屋さんのカフェがあるみたいです。

こちらは、大連友好記念館(旧国際友好記念図書館)。後ろの高層ビルは黒川紀章氏が設計したもので、屋上が展望台になっています(後で行く)。

1階は中華料理店、2階は平日は誰でも自由に休憩ができる「門司港レトロ交流スペース」(土日はカフェ)と、友好都市大連の様々な情報を発信する「大連市紹介コーナー」。3階は地元まちづくり団体等の活動の場「地域コミュニケーションスペース」となっているそうです。3階があるのを今知った…(え?)。

2階の交流スペースは雰囲気がとてもよかったです。「いい感じ〜!」とテンションが上がった私が、はしゃいで蓄音器がある窓際の席に座ろうとしたら、同僚が「ここカフェじゃない?」と冷静に言ったので慌てて立ち上がりました。

我々はこの後、ランチを予約していたんですよ! 後ろで店員さんがめっちゃ見てた…笑。平日の方がのんびりできるかもしれません。

ランチはcheka (チェカ)さんでいただきました。門司の名物といえば焼きカレーなのですが、2人ともカレーにそこまで興味がなかったもので…

一番オーソドックスな定食(1,500円税込)。メインが3種類から選べて、私は煮込みハンバーグにしました。小鉢の数がすごい。どれも全部美味しかったです!

お店の規模が小さいので、行くなら絶対に予約した方がいいです。インスタからできます。実際、「予約でいっぱいです」と断られている人を見ました。あと、支払いはPayPayか現金です。

入店時に、「1階と2階のどちらにされますか?」と聞かれて、1階は狭くて落ち着かなさそうだったので2階にしたら、昭和の家でもちょっと見ないくらいの狭くて急な階段で驚きました!笑

店主の方はその階段を何度も上り下りしているんです。階段の幅が狭くて、さらに定食には小皿がいっぱい載っているから、一膳ずつしか運べないので、4人グループだと配膳するのに8往復!! 情熱がなせる技ですね。頭が下がります。

昼食後、近くに門司電気通信レトロ館があったので、そちらにも行ってみることにしました。

入館料無料でワンフロアだから、ちょっとみるだけかな…と思っていたんですが、めちゃくちゃ楽しかったです。

ドラマとか歴史の教科書とかでみる電話交換を体験できます。ぜひ3人で行って欲しい! というのも、電話をかける人、交換する人、電話を受ける人がいるんですよ!! 私たちは2人だったので「あっ、電話に出る人がいない!!」ってなりました笑。

そして、ブラブラしながら出光美術館へ。琳派の作品展をしていました。入館料は700円。

こじんまりしていて作品数はそんなにありませんでしたが、金屏風はどれも華やかで迫力があったし、茶器も洗練されて品がありました。一つひとつが丁寧に展示されていて、見ていて気持ちよかったです。

2016年に改築されたそうで、館内は清潔感があり、とてもキレイでした。トイレはここがおすすめ笑。出光創業者の資料室もあります。

観光地って〇〇タワーとかありがちじゃないですか。馬鹿と煙は…と言いますが、私は観光地に限らず、高いところがあれば登りたい派なので(つまり(ry)、門司港レトロ展望室へ向かいました。料金は300円。安ッ!

31階建の建物で、展望室以外は居住用のマンションらしいです。うん、普通にいい眺めでした。対岸に下関が見えます。ガラス張りの施設にありがちなんですけど、ちょうど日差しが入る時間帯で室内がめっちゃ暑かったです。

日が暮れてきたので、そろそろ帰るか〜ってことで、お土産屋さんへ。福岡土産しかないかも…とか思っていましたが、ちゃんと門司のお土産がたくさんありました(失礼すぎるだろ(2度目))。

そこで安いバナナジュース(550円)を見つけたので注文してみました。門司はバナナの叩き売り発祥の地ということで、他の場所では700円くらいするんですよ、これが!

お得じゃんとウキウキしながら待っていたら、出てきたのはシロップ系のやつでした。本物のバナナが入っていない感じ。残念無念…(お前がケチるからだ)。

門司港駅に向かおうとすると、ちょうどはね橋が上がっていました。

帰りの門司港駅の構内。後で調べて知ったんですけど、門司港駅のホームにはベンチがないんですよ! 確かにすごくスッキリしてる! あと、柱や屋根の内側は木製で、屋根を支える梁には線路のレール材が使われているんだそう。へ〜

さて、改めて見返してみると、12時前に着いたにしては、いろんなところに行ってるな。どおりで疲れたはずだわ…ほとんど休憩せずに歩きっぱなしだったもんなぁ…

でも、建物の中にはほとんど入ってないんですよね。門司港駅の2階にもトイレにも行ってないし、レトロだという駅員さんの制服もよく見てなかった…

駅前の噴水も見たかった(時刻が決まっている)し、九州鉄道記念館にも行ってないし。門司港駅じゃなく、門司駅の門司赤煉瓦プレイスにも行ってみたいし。あ、あと次は焼きカレー食べてみたい!

う〜ん、あと1日で足りるか?!

というわけで、門司港は異国情緒あふれる歴史ある港街で、見所がいっぱいありました。

コンパクトにまとまっているので、門司港周辺の観光だけなら徒歩だけで充分に楽しめるのも嬉しい。

ぜひ、もう一度行ってみたい! と思える素敵な街でした。

じゃあ、また。